ナイナイ岡村さん、日本アカデミー賞の裏側を語る
ニッポン放送「ナインティナインのオールナイトニッポン」で、先日の日本アカデミー賞に
ついての裏話、というか半分以上が愚痴、が聞けました。
愚痴を、いえ、裏話をしてくれているのはもちろん、岡村さん。
前年度受賞者が翌年にプレゼンターを務めるとかで、昨年映画『てぃだかんかん』で
アカデミー賞話題賞を同賞を受賞した岡村さんが当然プレゼンターとして手渡さないと
いけない。しかも話題賞は唯一、一般投票で決まる賞なので事前に結果が発表されて
いて、だから当日は受賞者を決定する封筒も何もないので“そら”で言わないと
いけないんだろう、と軽くパニック状態になってました。
なぜかって、作品部門は『モテキ』でしたけど、俳優部門が前田敦子さんで、その作品が
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』
だったから。
先週は何回「キャプチュード」が流れたことでしょう。。
で、日本アカデミー賞当日。
「リスナーの方々は楽しみに（日本）アカデミー賞のOA見てくれたと思うんですけども、
まぁ大部分カットされてましてですね」と岡村さん。
すでに発表になっているのに、わざわざ開封のハサミを持参して他の賞と同じ緊張
感で発表するボケを考えてたそうですけど、残念ながら作品賞に関しても封筒が
用意してあって、ボケを１つ潰されたとご立腹でした。
作品部門で出席していた長澤まさみさんともハグできないし、しようがないから
『モテキ』の大根仁監督にお願いして、手渡す際に引くぐらい思いっきりハグする
というボケを実行したらしいんですけど、まるまるカットされてた、って。
挙句の果てに、前田のあっちゃん自身が『もしドラ』の正式名称を「野球“部”の」
と言い間違うし。先週あれだけ練習したのにね。（´・ω・｀ ）
最初の挨拶で『猿の惑星ジェネシス」』うんぬんのくだりは、仲良し（？）の
大泉洋さんに会場入ってすぐ電話して「俺、ボケるからなんかあったらツッコんでや」
とお願いしたらしいですけど、「できる訳ないでしょ。そんな空気じゃないんですから」
と断られたって。結果あんな感じですよ。かわいそ。（´・ω・｀ ）
矢部さんのひとこと。
「これもう、完全“おちょけ”になってますよね？」
で。
当日お会いした俳優さんの話もされてましたよ。
- 樹木希林さん
「樹木希林さんとずーっとお話しできたからめっちゃ楽しかったけど。
『アンタちょっと来なさいよ！』ていうて。
ちょうど席が一緒で。樹木希林さんと柄本明さんと妻夫木くんと俺やってん。
で、（自分は）賞とかに関係ないからリラックスして、めっちゃ楽しかった。
『主演女優賞というのはね、キレイじゃないとダメ。もう、ブス駄目だからね。
ブス駄目なのよ、ホントに。岡村君、誰が獲ると思う？』
“蝉”ちゃいますか？
『そうよね、“蝉”スゴイね。“蝉”スゴイわぁ』つって」
- 宮崎あおいさん
「びっくりしたのが、宮崎あおいちゃんな。めっちゃかわいかったな？
去年は寺島しのぶさんのドレスにバビったけどな、前ブワァー開けてもう、
この全然次元が違うわ思うてたけど。
今年はまぁびっくりするぐらい、宮崎あおいちゃんのかわいさにしてやられた
感じやったわ。こんなにかわいねや、てちょっと思った。そんなに思ったこと
なかってんけど、めっちゃかわいかった、実物。スゴイよぉ！
小池栄子の乳なんかなんとも思えへんかったもん。デカイなとは思ったけど。
それ以上に宮崎あおいちゃんのかわいさが目立ったわ。
とにかくアカデミー賞は女優さんを見に行ってるから、俺。もうスゴかったわ。
なんかあった人の方がキレイなんのかもわからへんな。竹内結子さんなんかもさ、
もともとキレイかったけど、あの“スパイダーマン”と別れてからの方がめちゃ
めちゃキレイやもん。
高岡蒼甫くんとわぁてなってるときのテレビとか見たら、宮崎あおいちゃん、
ちょっと疲れてるなと思ってたのよ。ところがもうすぱんと（気持ちを）切り
換えたんやろな。キレかったわぁ。めちゃめちゃキレイかった」
- 役所広司さん
（※クイズ超アホ学王の問題 Q.役所広司が役者になる前どこで働いていた？ Ａ.役所）
「ほんまかどうか知りませんけど、・・・あ、ほんまなんですか？
だから“役所”広司なんですかねぇ！？
役所広司も見たよ、アカデミー賞でね。役所広司見た〜」
- 佐藤浩市さん
「おしっこ行ったら佐藤浩市と１個しかトイレ空いてなくって、それ取り合いになったわ」
（それ、もめてないでしょ？と矢部さん）
「もめてない。もめてないけど、お互い『わっ、さぁどうする！？』みたいな。
すぐ佐藤さんにどうぞ、つって。隣でおしっこさしてもろたけど」
- でんでんさん
「あと、いろんな人見たなぁ。でんでんさんな。
でんでんさんってもともと東京乾電池でしたっけ？そうですよね？
でんでんさんスゴかったよ、『冷たい熱帯魚』で助演男優賞ね。いちばん（会場を）
沸かしたんちゃうかな。助演男優賞獲って。（プレゼンターが）『でんでんさんです』
ていうたら、会場が『おおぉ〜』てなったもん。思いっきりでんでんやった、顔見たら」
（そらそやろ、違う人やったらあかんでしょ、それ“意外”のおお〜？、と矢部さん）
「うん。なんか、そうじゃなかったんやろな、“まさか！？”て感じやったけど」
えーと。
まぁ、たいした裏側ではないんですけどね。
でも、岡村さんから『冷たい熱帯魚』って言葉が出ると、爆笑問題・太田さんが
『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』を読んだと言ったのを聞いたのと同じように、
こちらが衝撃を受けた作品を彼らも知ってるんだぁ、となぜか嬉しくなるような、
そんな気持ちになっちゃうんだな、これが。
