影丸穣也さんが亡くなった。

漫画家、影丸穣也さんがお亡くなりになったそうです。

梶原一騎さん原作「空手バカ一代」の作画などで知られる漫画家の影丸穣也(かげまる・じょうや、本名久保本稔=くぼもと・みのる)さんが4月5日午前9時48分、膵臓がんのため東京都内の自宅で死去していたことが8日、分かった。72歳。大阪市出身。葬儀は近親者で済ませた。喪主は妻ヨシ子(よしこ)さん。公認ファンクラブ主催で後日、しのぶ会を開く。
スポニチ 2012年5月8日)


中学生の頃、近くの大学祭に行って、売られていた古本を偶然手に取ったのが
表紙に芦原英幸が描かれた『空手バカ一代』だった。
影丸譲也(当時)描く、芦原英幸の強さ、カッコ良さ!

初めての昇級昇段審査の翌日、師の見送りに行った際に
「蹴りの速かった奴だろう、ちゃんと覚えとるよ。がんばれよ」
と声をかけて頂いたときのあの嬉しさは、今でも鮮明に覚えてる。
あの漫画の中のヒーローが、いま目の前にいて、しかも声をかけてくれた・・・!!
大勢の見送りの中で自分にだけ声をかけてもらえたんだもの、忘れられる訳がない。

だからおいらにとっての『空手バカ一代』は、影丸版の、芦原英幸だった。

この漫画に出会わなければ、空手に興味を持つことも、まして生前の芦原英幸
出会える機会なんて絶対に、なかった。
影丸先生、ありがとう。

ご冥福をお祈り致します。