小島慶子、降板発表

Asahi.comで「『ラジオの女王』育児優先で番組降板か」という記事を見かけて
驚きました。

えっ、ラジオの女王だったのか・・・!? Σ( ̄□ ̄;

いえいえ、そっちじゃなく。
小島慶子さんが「小島慶子 キラ☆キラ」を降板!?
フリーになって肩書きを“ラジオパーソナリティ”としていた、小島慶子さんが?


小島慶子 キラ☆キラ」1月26日放送を聴きました。
局側に降板を申し入れたのは本当です、だって。

「いろんな噂あるんですけど、本当の理由はですね、
 私がTBSに降板させてくださいって言った理由は、
 えっと去年、2011年っていうのはなんかねぇ、すごく私にとってはあの、
 放送って何だろうなーって。放送っていうか自分が人前に出るっていうことは
 なんなんだろうなーって考える1年だったんですよ。
 それはやっぱり3月11日にね、このスタジオにいるときに地震が起きて、で、
 あんときに私がラジオで喋ることになった訳ですけど、まぁ放送中だったんでね、
 でね、そんときに私、誰に話しかけたかというと、一緒に揺れてる人に話しかけた
 んですよね。もちろん顔は見えないよね、ラジオだから。顔は見えないけど、
 きっと今これを聞いて一緒に揺れてる人がいる、で、しかもそれは私にとって
 やっぱり“あなた”だったんですよ。あなたたちじゃなくて“あなた”、一緒に
 揺れてる“あなた”っていうのは必ずどこかにいるはずだと思って、ぜひ一緒に
 助かろうと思って話しかけたんですね。で、やっぱりそれが私にとって
 “ラジオで喋る”っていうことで、いるかいないかわからない、でもきっといるに
 違いない“あなた”に向かって私に言えること、私が喋りたいと思うこと、を
 差し出しますから、いる人は受け取ってくれたら嬉しい、もちろん要らないって
 いう人もいるだろうし、私には決められないけど、もし受け取ってくれる人が
 いたら嬉しいなということ、なんですよ、私にとって喋るということはね。
 だから自分がどこかにいるかもしれない“あなた”にそれが届けばいいな、
 誰かが喜んでくれたら嬉しいな、と思って。
 “自分が喋りたいことを喋る”以上のね、才能は私にはないんですね。
 ていうことを本当に思い知った1年間で、あのー、何十という、覚えきれない
 ほどの取材も去年受けました。ラジオとはなんだと思いますか、放送とは、
 人と人とがつながるとは、あるいはこれから人と人とが互いにね関係を深めていく
 ためにはどういうことが必要な時代だと思いますか、とかいろんなインタビューを
 受けて、繰り返しお答えしながら自分でもこう、いっぱい考えを巡らせたんです
 けどね、やっぱりそれはね、あの、数字には表せない、値段もつけられないこと
 だけど、うーん、自分ことなんか誰も気にしてないよなって思ってた人が
 あっちょっと話の通じる人がここにいた、って思ってくれることが嬉しいんです。
 私は。それは人数とかじゃなくてね。
 んで、それがある時は馬鹿話かもしれないし、ある時はちょっと真面目な話かも
 しれないけど、誰かが、あっここにも話が合う人がいた、良かった、ちょっと
 寂しい気持ちもしてたけど、でもこの世には話のわかんない人ばっかりでもない
 んだな、自分にも話の合う人がいたんだ、んでそれでいいんですよ私、、」

まぁでもラジオに出ている人に限らず、人前に出る人はみんなそのはずですけども、
ね?とピエール瀧さん。
小島さんが感極まって声が上ずりそうになるところに、間の手を入れてあげた感じ。

「ね。そうですね。それがないと出てられないからさ。
 で、それは去年、そういうことだなってごくごくシンプルな自分の原則っていう
 のにすごーく向き合う機会が多かったんですけど。
 ちょうどあの、時を同じくして、やっぱりラジオにすごく注目が集まっていてね、
 ラジオってこれからあのー再び注目されて、価値が見直されてきてる、なんて
 インタビューも受けました。ラジオ業界もそれをわかってたんだと思うんですけど
 、、今、麦茶を飲んだ、ごめんね。
  (今、ウイスキーを飲み干しました、とピエールさん)
 ウイスキーじゃないよ、ポッポ茶だよ。
 あのね、なんですけど、やっぱりそこでこう、番組側から出てきた要求ってのは、
 うーん、せっかくこう、ラジオに注目が集まっているので、ぜひ、あのー
 取って欲しいお客さんがいるんだ、と。
  (取って欲しいお客さん?、とピエールさん)
 ぜひ聞いて欲しいお客さんがいるんです、うちの番組としては。それは40代から
 50代からの男性の自営業の人たちになるべく生でいっぱい聞いて欲しいんです、
  (なるほど、とピエールさん)
 せっかくビジネスチャンスですからね。ぜひ小島さん、40代から50代の男性の
 自営業の人たちを意識したシャベリをしてください、その人達に、しかもまだ
 ラジオを聞いてない人達、あるいはこの番組を聞いていない40代から50代の
 男性自営業の人達が振り向くような、その人達を呼び込むように意識して喋って
 いただけませんか、で相方の男性の方ってのはだいたい40代ぐらいの男性ですから
 その方に40代男性ってどんな感じですか?
  (えっ、40代ぐらいの男性って僕のこと?、とピエールさん)
 そうよ、あなたよ、ね?瀧さんよ?
 でね、40代男性ってどうなの?40代男性的にはどうですか、みたいに
 水を向けて、答えをもらって、40代50代男性の共感を呼ぶようなやりとりを
 してください、と
 (本当にそれで40代男性の共感を呼びたいんだったら、パートナーは僕じゃない
   方がいいですけどね、とピエールさん)
 いま実際に聞いてらっしゃる方もいらっしゃるんですけどね。
 でね、そのやりとりがね、TBSのこの番組側と私とのやりとりがずっと続いたんですよ。
 でやっぱりあの、番組としては、昼間っから例えばその、毎日じゃないですけど
 たまには私も、例えば震災後に「津波」て文集を紹介したこともあったんですけどね、
 やっぱり番組としては昼間っからああやって子供達の書いた作文を朗読したりとか
 じゃ、今までラジオを聞いてなかった人が食いついてくれませんから、そういうのは
 どうかと思います、とかね。あと小島さんはいっぱいインタビューに対して答えて
 ますけど、その都度『キラ☆キラ』の番組の宣伝もしてくれないと、やっぱり
 『キラ☆キラ』の得にはなりません、とかっていうお言葉があったんですね。
 そうすると私の気持ちとしては、えーと、うん、あの、私が話したいことの中には
 バカな話も話したいし、あっこういうものも読んでこんな風に思ったよ、と紹介
 したい気持ちもある。両方私の喋りたいモノだ。それから、なんでしょうね、
 今聞いてない人に向かって話しかけるっていうのは、ラジオって会話だからさ、
 私と瀧さんが向かい合ってるのと同じように、リスナーさんと向き合ってる訳
 じゃない?すると、今聞いてる人に話しかけながら、その肩越しに聞いてない人を
 呼び込むシャベリをしろと言われたら、私は絶対できないな、と思ったのよ。
 やっぱり。今聞いてる人に、私は自分が喋りたいと思ったことをね、話しかける
 しかできない。だから今聞いてる人はさておき、その後ろでまだ聞いてない、
 TBSラジオが必要としてる人達を呼び込むために、その人達を意識したシャベリを
 意識するんだと、人と人とで例えてみたら、あー元気?っていって寄ってきて
 会話してるんだけど、目はずっと自分の後ろの誰かを探してるっていう相手と
 会話することになっちゃうじゃない?リスナーとしてみたら。
 そんなのヤだよ、私。んなの人との会話と思わないから。
 ということで、えーと、これはTBSの『キラ☆キラ』の番組側が私に求めてる役割
 と、私がラジオでやりたいこと、できること、てのはこれもう違うな、と思った
 んです。
 で、私が『キラ☆キラ』のためにできることも終わっちゃったんだなと思って、
 やっぱり『キラ☆キラ』って番組はTBSのものですから、TBS側の要望に合うね、
 的確にそれをできる人材っていうのがね、適材がいると思うんですよ。きっとね。
 だからそれは私の役割ではもうないと思います、てのを繰り返し去年申し上げて
 きたんですよ。
 ただTBS側からじゃあ小島さん降りてください、ということにはならなかったので
 まあ昨年末の段階でそれではもう私としてはもう、やっぱり『キラ☆キラ』の
 やって欲しがってることと私がラジオでやりたいことがこれだけ違ってしまったら
 できないです、ということで降板を申し入れました。
 で、えーと、それは受け入れられました。昨年末の時点でね。
 で、この先番組がどうなるかってことに関しては、これはTBSのものですから、
 番組はね、TBSが発表するって時期を待たなくてはいけないので、それは3月だと
 言われていますから、皆さんには今この場では説明することはできないんです、
 私もね。だからま、TBSが公に番組がどうなるのかを発表してもいいと判断した
 段階で、番組の中で私からも改めてご挨拶はしますけれどもね。
 あのー、そんなことがありました。
 だから私が喋るのは3月いっぱいまでです。『キラ☆キラ』ではね。
 ただ番組ってのはいつも、なんだろなー、番組を作ってる人と喋ってる人と
 聞いてる人とがうまく調和して回っていくものだから、人って生きてると
 変わっちゃうものだからさ、そりゃ。誰かが悪いということじゃなくて、互いに
 変わってしまったならそれはもうしょうがなかったんだな、って私は今考える
 ようにしています。
 で、まあ自分が喋る場所とか、喋りたいこととかってのが実現できる場所が
 あったり、それから一緒にやりましょうって言ってくれる人がいたら、また
 これから、ラジオなのか、ネットなのか、文章なのかテレビなのか、媒体は
 わからないけど、そういう場所があったらしゃべったりメッセージを出したり
 していきたいなーと思っています。
 ということですので、3月いっぱいまでよろしくお願いいたします」

スコッチウイスキーを、もとい、ポッポ茶をぐいと飲んで。

「私の進退に関しては、私が考えてそのように結果が出た、ということですので
 ここにご報告致します、と。
 で今後のことについては、まだなんにも決まってません!私は。
 えー4月以降、なんかが決まってるとか、新しい展開があるとか、そういう噂も
 あるみたいですけど、ホントに何もないです。
 ただ、一緒にやろうって言ってくださる方が出てきた時にね、あ、そこなら
 やってみようかなと思える方と出会えたら、これからちょっとずついろんな
 とこでやっていこうかなと思っていますんで、ね」

ということでした。
ピエール滝さんが「もっとスカっとする感じのことがいろいろあるんですけどね、
ホントは。いろいろあるんですね、大人の事情が」と言ってました。
もっとこう、大変なことになってたんでしょうね。(汗

それぞれの事情があるのは仕方ないことです。非常に残念。
ただひとつ、個人的には、神足さんが復帰できる場がなくなることが寂しいかな。