『日本人の知らない日本語3』を読んだ。
『日本人の知らない日本語』シリーズ3冊目。
1册目、2冊目は「へぇ〜外国人にはこんな風に見えるんだぁ!」と上から目線で
笑っていられる余裕がありました。
んが、今回は「うっ、・・・日本人なのにこんなことも知らないなんて」と
思わず目線を落としてしまいそうな感じになりました。
とくに敬語はね。普段から意識して使っているつもりでも、改めて考えてみると
時に過剰に、時に誤って、使ってるもんだなぁと思っちゃいます。
尊敬語・謙譲語・丁寧語を説明しているくだりで、マンガ担当の蛇蔵さんから
「読ませていただきます」と「読まさせていただきます」について聞かれて、
海野さん : そういう時は「読む」を使役形にしてみて。
蛇蔵さん : 使役!? えーと「読ませる」?
海野さん :「読ま“さ”せる」じゃないでしょう?
なら「読ませていただきます」が正解。
「〜ていただく」に入る動詞は使役形だからという説明で、あー確かに昔そんな
ことを習ったようなと思い出しましたけど、いつもはフィーリングでなんとなく
使ってますもんね。勉強になりました。
とこんな感じで、外国人向けというよりも、より「日本語の授業」という部分が
濃くなっていました。
その分、ユーモア部分も1冊目、2冊目より少なくなってるかなぁ、なんて。
あ、人々の「々」って漢字じゃなかったんですね!
おどり字っていうんですって。初めて知ったよー。
踊り字、躍り字(おどりじ)は、主に日本語の表記で使用される約物(特殊記号)の一つで、々、ヽ、ゝなどの記号を指す。おどり、繰り返し符号(くりかえしふごう)、重ね字(かさねじ)、送り字(おくりじ)、揺すり字(ゆすりじ)、重字(じゅうじ)、重点(じゅうてん)、畳字(じょうじ)などとも呼ぶ。
(Wikipedia)
さっきの「々」、「同の字点(どうのじてん)」って言うんですって。
おどり字には他に「一の字点(いちのじてん)」てのもあって、それぞれ以下の
ような使い方なんだそうです。
・「ゝ」・・・ひらがなの繰り返し記号
・「ヽ」・・・カタカナの繰り返し記号
・「ゞ」・・・ひらがなで濁点があるときの繰り返し記号
・「ヾ」・・・カタカナで濁点があるときの繰り返し記号
おいらまた、絵文字用の記号だとばかり(爆
日本語、奥深し。
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