『刑事物語2 りんごの詩』を観た。

吉田拓郎さんの『唇をかみしめて』でふと思い出したのが、武田鉄矢さん主演の
映画『刑事物語2 りんごの詩』。全5シリーズあって、どれもテレビで放映
されたものを観た記憶がありますが、中でも印象に残っているのが2作目の
りんごの詩でした。

調べてみると、つい最近までDVD化されてなかったとか。
勢いで買っちゃいました。

紫色の花びらをつけるりんごの木の種だったらいいなぁ、と雑談の中で
話していたことがいつ間にか犯人の決め手となる証拠になっていて、・・・あれ?
と思わないこともありませんが、それを除けばほとんど言うことなし!
これ見てハンガーヌンチャクの真似しましたもんね。今はクリーニングに出すと
プラスチックで端の部分がいろいろ工夫された形状になってて、イマイチ
ハンガーヌンチャクするにはやりにくいんですけど、ハサミとかでもつい
クルクルってやっちゃいます。
主人公の片山元刑事は中国拳法・蟷螂拳の使い手という設定で、その世界で
有名な松田隆智さんに熱意を認められて指導を受けた、ということですが・・・
以前何かの番組で武田さんと松田さんが一緒に出演して、武田さんの動きを見て
「よくまぁ、型を自分なりに解釈してできるもんだなぁ、と」
と松田さんが感想を述べ、武田さんが苦笑いしてたのを覚えてます。
そんな武田流蟷螂拳(!)をたけし少年に教えるシーンがあって、少しずつ
強くなり、それが最後には母親を逮捕しようとする片山刑事に立ち向かう
シーンにつながります。そして有名なセリフーー

「男は強くならなければ、大好きな人はみんな遠くにいってしまうんだぞ!」

もっと強くなれ、はやく強くなれ、と言いながらあのシーンは本気で殴りとばして
いたそうで、それを見て母親役の酒井和歌子さんが鼻水が出るくらいに泣いて
完全に母親の顔になっていて、すごい女優だなと思った、と武田さんの著書に
書かれてましたっけ。