映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』を観た

恒例の「ふらっと映画館に行ってちょうどよい上映時刻のものを観よう」シリーズ!
今回はその第一弾(どこが恒例だ)、
ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
の、吹替版を観ました。

結論を先にいうと、これが大正解!
展開の速いアクションものの洋画は、吹替版で観た方が画面に集中できて良いかも
しれません。今回、吹替版ならではの良さだなぁと思ったのは、ベンジー・ダンの
吹替がとってもいい味出してたこと。飄々としたくちぶりに昔テレビで見てた
洋物ドラマのあの調子を思い出して「あー、こんなのあったあった」と、あまりの
懐かしさについ涙してしまいました。
というのはウソですけど、でもとってもいい感じでしたよ。さすがプロ。

それからオープニングのテーマ曲ですよ。いわゆる「スパイ大作戦のテーマ」、
これが導火線を走る火の映像を(あえてこう言いますが)バックにして
本当にカッコいいの!これでテンション上がっちゃって上がっちゃって。
音楽の力って、やっぱすごい。

じつはこのシリーズをまったく観ていないので、いきなり観て大丈夫かなと
不安でしたけど、大丈夫、十分楽しめます♪


まあなんといっても、これでもかってぐらいに繰り広げられる怒涛のアクション
シーン。ドバイの超高層ビルでのロッククライミングシーンはじりじりと、
そこからインドに渡ってブリーフケースを奪い合うシーンでは息もつかせぬ
どんでん返しの連続、たまりません。
大事なところで細かいドジしたかと思えば、ぎりぎりのタイミングで間に合って、
やっとと思ったらまた敵にしてやられて、…まったく監督の思うツボですね。
でもこんな仕掛けなら乗らなきゃソンです。


スパイ大作戦ならやっぱり秘密道具ですよね。
ハイテクの粋を集めた武器や装着、ギミックの数々。クレムリンの地下に侵入する
のに幕を張って視界を遮る装着なんてすげーと思いながらも、なんで制御が
iPadやねんとツッコんだりしてね。ありゃいいい宣伝だ。
ビルの壁をよじ登るスパイダーマン手袋も片側が故障するし、変装マスクを作る
装置もうまくいかないし。
でも、カッコいんです。

そう、この映画は、カッコいいのとドジとのセットが面白くていいんです。
極め付きは、イーサン役のトム・クルーズの走り方!
カッコいいのにね、カッコいいはずなのにね、でもやっぱりカッコいいんだな。
ジャッキー・チェンの走り方もそうですけど、顔がよく見えるように走ると
器械体操選手の跳馬のときみたいな走り方になるんでしょうね。
こりゃ仕方がない。
映画では今後ああいう走り方をカッコいいということにしましょう。


途中で入ってきた分析官のウィリアム・ブラントもアクセントになってなかなか
良かったですよね。一瞬、味方なのか敵なのか!?と思わせたりして、
エキセントリック少年ボウイのカーボウイみたいな存在です(違います)。


あまりにも盛りだくさんだったのでもう1回観てみたいなと思った、ひさびさに
ハリウッド映画らしい爽快で見応えのあるアクション映画でした。
絶対に大画面で観ることをオススメします!!